アブラとアラブの王様

 

昨日のニュースで話題になっていたのが、サウジアラビア国王の訪日ですね。
TVなどでの取り上げ方をみていると、『同行者が多い』だの、『国王専用のタラップがエスカレーター』だの、『高額なお買い物をしていく』だの、下世話な事ばかり話題になっていましたが、本来の目的に触れている報道は少ないように思います。

今回の訪日は1カ月におよぶアジア歴訪の一つですが、目的は当然ビジネスな訳です。
アラブといえばアブラ。
日本が輸入する石油の実に約1/3はサウジアラビア産。
日本からみてサウジアラビアは貿易量一位であり、サウジアラビアからみても日本は米国につぐ二位と浅からぬ関係があります。

そんな国ですから当然のごとく、石油マネーで潤っているかと思いきや、どうも最近は事情が変わってきたとか。
長引く原油安にサウジアラビア財政が悪化しており、昨年末には初めて海外で国債を発行したことも話題になりました。

そんな苦しい台所事情を立て直すために去年、打ち出されたが『ビジョン2030』という経済改革計画。
その骨子はなんと脱石油というから、ちょっと驚きますね。
今回のサウジアラビア国王の訪日は、若者の人材育成などの経済協力を日本と締結するのが大切な目的なんです。

そして2015年にCOP21にて締結されたパリ協定
米国の新大統領が早々に離脱を表明していますが、各国が掲げた脱カーボンの流れは止まりそうもありません。

省エネから省炭素、そして脱炭素へ

もしかしたらサウジアラビアは『将来的に石油が売れなくなる』と、もはや見切ったのかもしれません。

有数の産油国であるサウジアラビアが脱石油を掲げた今、日本はどこまで化石燃料に頼らない社会をつくれるでしょうか?

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